第66号
協議会結成は、理想を実現する出発点
  仁淀消防職員協議会(高知)
 
 

 よさこい祭りで賑わう2002年8月10日、私たち仁淀消防職員協議会は、職員有志20人によって結成総会を行いました。
 高知県では、14番目の消防協の誕生となり、県中央部で唯一消防協のない消防本部でしたが、県消協、全消協、自治労県本部、県内外の消防協の皆様と近隣の自治労単組の皆様からのご指導とご協力を頂き、無事結成することが出来ました。会員一同衷心より感謝申し上げます。
  仁淀消防組合は、高知県中央部に位置し、伊野町、春野町、吾北村、日高村の4カ町村で構成しています。東部は高知市、西部は土佐市、佐川町、越知町、北部は本川村を経て四国山地に隣接し、南部は太平洋に面しています。2002年10月現在管内約51,000人の住民の生命と財産を、職員数70人で守っています。伊野町に消防本部・消防署、各町村には分署を配置し、消防救急業務を実施しています。交通事情や高齢化等により、年々救急件数の増加が見られます。
  さて、私たちの職場内では封建的な体質があり、階級や昇給に関する不公平や人事異動についても偏りがあり不透明でした。また、日常的なことでも個人的に上司に対し発言できない環境がありました。
  消防学校における交流を通じて、民主的に解決できる協議会の存在を知り、職場環境の改善ができればと思っていました。
  そして、2002年春より県消協のアドバイスのもと、学習会を重ね結成準備を進めていました。学習会では徐々に参加者が増えるとともに、市町村合併に伴う消防組合の将来への不安などを率直に論じるなど参加者に積極性が出てきました。このように近隣単協関係者との情報交換や学習会を重ねるうちに、協議会結成の士気が高まってきました。
  会員が一致団結して、快適な職場環境の実現するとともに、協議会活動を通じて多くの人との交流を深め、社会に貢献するできるよう頑張って参ります。
  皆様方のご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

(仁淀消防職員協議会会長 森田秀一)