半鐘のこだま

　全消協第26回定期総会が山口県で開催されました。総会では、組織人員3万人組織化の達成をするため「全消協組織強化・拡大に向けて」を提起し承認されました。組織強化・拡大に向けて各単協の皆様におかれましては、各地域でオルグ計画の作成と実践に忙殺の日々と思います。私たちは、近隣の未組織消防の仲間に対して、単協運動の発信を通じて連帯の輪を拡大するとともに、自治労と連携して空白県に対する組織拡大活動を展開することが、運動の更なる前進と単協内の組織強化をはかるうえで不可欠であるという認識を持つ必要があります。

　さて、日本の消防職員に団結権がないのはなぜでしょうか。未組織消防の仲間を組織化し、当局への発言力強化することが不十分であることが最大の原因ではないでしょうか。職場の不平不満を酒の肴にストレスを解消しても職場改善にはつながりません。一人でも多くの全消協会員、未組織消防職員の仲間が全消協運動に結集することが、当局への発言力を強化し、職場環境・労働条件の改善、さらには15万消防職員の団結権の回復もたらすと信じています。

（九州幹事　武藤精一）