自立した活動を継続し、全国の仲間と連携強化へ

松本広域消防職員協議会(長野)

 松本市広域消防職員協議会は、長野県内で5番目の協議会組織となりました、会員数は、27名で平成15年4月8日に結成しました。協議会結成に当たってご協力をおただきました多くの皆様に、この場をお借りして心からお礼を申し上げます。
 松本広域行政事務組合は、平成5年に松本市、塩尻市をはじめとする19市町村の消防事務等が一本化され、設立させました。当時、松本市職労の皆様の協力をいただき、職員の処遇について、数名で研究をしてきました。
 その結果、統合前の消防本部の職員間給与格差は、是正するとの約束がされ、松本尾尻の職員に説明がされました。しかしながら平成8年に給与格差の是正がなされないまま、大規模な人事異動があり、同年同経歴の職員が同じ職場に勤めるようになり、最高約2万円の給与格差があることが判明し、このような状況を放置しておくことはできないと、数名の職員が消防職員学習会を立ち上げ、消防職員委員会に意見を提出するなど、活動を続け、平成13年に給与是正にこごつけました。その後、消防協賛助会員として、全国大会、研究集会に参加してきました。
 給与格差是正後消防職員間には、処遇は県内の消防職員と比較しても比較的良い状況であるとの安心感が漂い、消防学習会への関心が薄れてしまいました。しかし、松本広域連合消防職員の基本は、「管理市である松本市職員と同じである」という基本に立ち返り学習を続けると、変則勤務手当て、昇任試験等、疑問を感ずる点があり、さらに活動を強化し、脈々と活動を継続して、自分達で問題を解決しなければばらないと感じ、自立した活動が必要と考え、少人数であるものの協議会の立ち上げを決意しました。
 今後の活動目標は、「全国消防職員協議会との連携を図ること」「管理市の職員との処遇の比較と調整を行うこと」「住民の皆様に消防協議会の理解を得るため、ボランティア活動に積極的に参加すること」を掲げ、活動していきたいと思います。

松本市広域消防職員協議会 会長 岡野 弘